一つのテーマを レベル1(やさしく全容)/レベル2(深く実践的に)/レベル3(専門的・次へつなぐ) の3段階で。
各レベルに 療育的アプローチ を併記し、概念と現場をつなぎます。
LEVEL 1
「この子と、いっしょに歩く地図」のこと
小学生・保護者向け/全容ざっくり
かんたんに言うと
個別支援計画とは、お子さん一人ひとりに合わせて作る「これからの地図」。
いまの姿を見て、「半年後、こんなことができたらうれしいね」 という目標と、
そのためにみんなでやることを書いた約束のメモです。
大切なのは ご家族と支援者が「いっしょに」作る こと。
お家での様子も、施設での様子も持ちよって、同じ方向を向くための地図にします。
いまの姿
めざす姿
みんなでやること
ふりかえり
療育アプローチ① ごいっしょに考える
計画は支援者が決めるものではなく、ご家族の願いから始まる もの。
- 「お家ではどんな姿が見たいですか?」を最初にうかがう
- お子さんの 好きなこと・得意なこと を一緒に書き出す
- むずかしい言葉は使わず、できあがった地図を一緒に読み合わせる
- 「できた!」を見つけたら、お家にも共有して一緒に喜ぶ
LEVEL 2
計画は「立てて終わり」ではなく回し続ける
スタッフ・支援者向け/現場で活かす
4ステップのサイクル
アセスメント▸
目標設定▸
支援・実施▸
ふりかえり
現場で意識したいこと:
- 目標は スモールステップ で「半年で届く距離」に刻む
- 「~ができない」でなく 「~ができる」 と肯定形で書く
- 誰が読んでも動ける 具体的な行動 で表す(5W1H)
- 本人・家族の 同意 を得てから始める(合意のサイン)
療育アプローチ② 施設での運用
- 体操6コースの様子を観察シートに残し、目標の根拠にする
- 3施設連携:ぴょんぴ等での姿も持ちより、計画に反映
- 定期の 保護者面談でふりかえり、次の半年へ更新する
- 計画を 連携シート・サポートブックに展開し、関係者で共有
LEVEL 3
PDCAと合意形成、上位計画との整合
専門職・多職種連携/次へつなぐ
制度的位置づけと作成プロセス
個別支援計画は 児童発達支援管理責任者が中心となり、
アセスメント→目標設定→支援→モニタリングの
PDCAサイクルで運用される。法令上、作成時の
本人・家族参加と 説明・同意が要件とされる。
相談支援専門員が作る サービス等利用計画(上位計画)と整合させ、
長期・短期目標を スモールステップに分解。
達成基準を 観察可能な指標で定め、定期モニタリングで効果を検証する。
療育アプローチ③ 評価と連携の視点
- OT/PT/STの 専門評価を目標設定の根拠に統合する
- 達成度は数値・頻度で記録し、合意形成のもとで更新
- 記録・個人情報は 守秘義務を守り、共有範囲を本人・家族と確認
- 移行期は学校・医療と サービス等利用計画を軸に引き継ぐ
- 「計画どおりにいかない=本人でなく計画を見直す」と捉える